2012年の結果都立基準分析(57)白百合編

東京の女子校を見ています。
今回は2日校の白百合です。


白百合の3年の動きです。

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2010年から2011年にかけて全体的に上昇しています。
2004年はサンデーショックだからという話もありますが、それにしても偏差値4の変動(58→62)は極端すぎます。
逆に偏差値4動いて出口の変動がこんなものか?ということも言えます。
2004年入試は2003年の東大合格者が9人→6人と減少していることの影響があるような気がします。
2004年は東大1人増加、一橋5人(全員浪人合格ですが)になっていて、それが2005年に影響している気がします。

2011年から2012年は実績が低下しています。2010年の実績(一般的にはサンデーショックの影響)を下回っています。東大も半減しています。
四谷の結果偏差値は64に上昇していて、結果と合いません。
2005年は東大が7人→10人、一橋、東工大も同レベルなので、下がる要素はないし、実際、結果偏差値が上がっています。が実績は低下しています。傾向が合いません。
白百合は小学校があるので、そのせいかとも思います。
だとすると、さらに6年のタイムラグを考慮する必要がありますが、あまり他校との比較にはなりませんから、やめておきます。


3年間の都立基準の相当偏差値の変動を見てみます。


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3年とも国立難関、旧帝大が比較的低目の相当偏差値です。
2010年は64付近ですが、早慶になると67に急上昇して、日東駒専の65.5付近まで徐々に低下しています。
2011年は上位校で1.5~2上のほうにいます。
2011年は上位校で0.5程度上回っていますが、MARCH上位以下では逆転して2010年よりも低めになっています。
四谷の結果偏差値「6」の差はどこに行ったのでしょうか。
まったく出口と相関していません。



次に都立と比較してみます。


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3年共に66の八王子東と68の国立で挟んでいます。
どちらかというと68の国立に近い分布だと思います。


次にこれまで分析してきた学校と比較してみます。
まずは2010年です


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このレベルは難関国立の合格者率で並べています。
白百合の左には帝京大、成蹊が並びます。難関国立の比較で白百合は左にいますが、早慶、MARCH上位では、帝京大とあまり差が無く、GMARCHだと逆転します。

白百合の左には鴎友、本郷が並びます。
白百合は鴎友の右ですが、早慶、MARCH上位では鴎友、本郷よりも高い比率です。




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2011年は鴎友と逆転して、豊島岡の次の位置です。
早慶レベルでは豊島岡より上で、難関国立、国公立が低い形です。
鴎友には難関国立、早慶レベルで高くなっていて、国公立、MARCH上位では鴎友のほうが高くMARCH上位まででは、鴎友のほうが高くなっています。



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2012年は左に帝京大、高輪が並びます。右には鴎友、本郷が並びます。
白百合と鴎友は早慶レベルまででほぼおなじ、国公立には差がでてMARCH上位にはかなり差がついて
います。
早慶レベルまでであれば、 白百合、鴎友ともに本郷よりもかなり高い実績だと思います。


次に同じようなレベルの女子校で、すでに分析を行なった学校と並べてみます。
同じような・・といいつつ、かなり差があります。
なので四谷の結果偏差値をつけてみました。複数回ある学校は、募集人数の多い2回を平均しています。

まずは2010年



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白百合はちょうど真ん中です。江戸川女子は少々偏差値に差があるのですが、サンデーショックの白百合と東洋英和、鴎友は同じような偏差値です。
東洋英和とはさすがに差がありますが、鴎友とは国公立レベルまでは白百合が上です。
この並びは難関国立の合格者率の差です。
同じようにサンデーショックの豊島岡は偏差値64ですが、豊島岡の早慶までの合格者率と比べてもそんなに差がありません。
豊島岡の偏差値、正しいのか?ということと、サンデーショックって本当にあるのか?という疑問が出てきます。

次に2011年



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白百合と鴎友が入れ替わっています。偏差値的には白百合が「1」高くなっています。
面白いのが偏差値「5」も違う豊島岡と比べて、早慶レベルまでなら白百合の方が高くなっています。
MARCH上位までをみても、とても偏差値「5」の差があるとは思えません。
白百合だけなら、小学校からの内部進学者の影響(一時期よく言われた小学校からの進学者が優秀説)ともいえるのですが、鴎友が似たような分布ですから、おかしいとすれば豊島岡ということです。
豊島岡の教育がそんなに悪いとは思えないので、結果偏差値がおかしいような気がします。

次に2012年


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再び、真ん中です。
難関国立は鴎友がやや高く、早慶レベルまでではほぼ同じです。国公立、MARCH上位で差がついています。
白百合と鴎友の結果偏差値の差は「1」(鴎友が下)です。
豊島岡とは難関国立で差があるのですが、早慶合格者の率では5%の違いです。
国公立の差も思ったより大きくなく、MARCH上位で差がついています。
偏差値的には「3」の差がありますが、実際の分布からすると、それほどの差があるとは思えない結果です。

次回は吉祥女やってみます。


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この記事へのコメント

りょう
2012年06月18日 11:32
統計的な分析を主とする、このサイトを時折 拝見させていただいてます。
確かに数字は嘘をつきませんですからね。
ところで
豊島岡の数値が合わないのは、全ての塾が嘘をついてるとも思いにくく
合格率を算出する際に
高入生の偏差値の評価が高すぎるのではないでしょうか。
エデュのサイトにて、どこかの週刊誌からの情報で数字が出ていました。
中入と高入の生徒数が半々の卒業年度の大凡の実績としての比率が
 東大合格者数
 (中入)9:1(高入)
 早慶合格者数で
 (中入)2:1(高入)
の割合だったように記憶しています。
やはり、中学から入学した先行授業のアドバンテージは
大きいのではないでしょうか。
半兵衛
2012年06月22日 00:41
りょうさんこんにちは。統計はですねえ・・嘘をつきます。なので、あまり統計的な加工はしないようにしています。なるべく単純な比較がいいかなと。
で、豊島岡なんですが、高校偏差値が69で日比谷より高い状態なので、そんなに悪い結果だとは思いにくいです。
たとえば、高校入学者(全体の25%)が大学合格者が0だとしても、中学からの入学者の合格者率が3割増です。
中学結果偏差値が鴎友の62に対して67あって結果が3割増しにしても、驚くほどの差にはなりません。
難関国立辺りでは差があるかもしれませんが、早慶以下なら、高校入学と中学入学で差があるとも思えないです。
ちなみに、私が見た週刊誌では豊島岡の高校入学と中学入学の出口結果ではほとんど差がありませんでした。
個人的には大学入試は2年ぐらいあればなんとかなるので、中学入学も高校入学もあまり差はない気がします。


りょう
2012年06月22日 21:57
半兵衛さん
私が見たデータでは早慶までは差がありましたね。
一点、
豊島岡の場合、データを提示する際に、よくその年の募集人数で表示されていますが
2006年(今年度卒業)入試までは(中入)200名:180名(高入)ですね。
そして、高入生の定員を135名から90名に減少させたのは平成22年度入試からです。
タカダ
2012年06月23日 00:26
 四谷大塚80%偏差値というのは、中学の学力レベルを表すのでなく、中学への合格確率ですから、大学合格実績と乖離があるのも仕方ありません。
 例えば、桜蔭の競争率は2倍で、豊島岡2/4の競争率は8倍ぐらいです。もし、くじ引きで合否を決めるなら、桜蔭は50%、豊島岡は12.5%です。
 実際は実力試験なので、偏差値が高いほど合格率は高まります。ただ、ケアレスミスや精神的動揺で不合格になる確率は、競争率の高い豊島岡のほうがはるかに高く、80%合格率を確保するためには、豊島岡2/4の結果偏差値は桜蔭と同じレベルまで必要という意味です。
 実際は、偏差値60前後で豊島岡に合格する例もありますし、成績上位者は辞退するので、進学する生徒の平均偏差値は思ったほど高くありません。今でも64~65程度です。だから、高入生とは関係なく、純粋に中入生の実力だと思います。
 また、高入生のレベルですが、どの学校も一般的に、中入上位>高入>中入下位の分布になるので、平均レベルを下げるのは高入ではなく、中入下位です。
 そもそも豊島岡は、高校3年で中入と高入が合流する学校ですから、中入の足を引っ張るほど、高入のレベルが低いとは考えられません。
 
半兵衛
2012年06月23日 10:44
とりあえず、憶測で話をしてもしょうがないので、データ拾ってきて記事にしてみました。
そちらであれこれ考えましょう。

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